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2025.03.24
AIって難しそうと思っていた私が ChatGPT Operatorを使ってみた!~会社でも使えるAI入門~ 第2弾
はじめに
こんにちは!スポット社労士くんでインターンをしている大学3年生の太田です。前回は、ChatGPT Operatorの基本的な機能について紹介しました。前回記事はこちら
今回もシステムエンジニアの長谷さんからのアドバイスをいただきながら、実際に使ってみて「これは便利!」と思った体験や、明日から使える具体的な活用法をお伝えします!
ChatGPT Operatorを実際に使ってみた!
① Canvaでサムネイル画像作成
まずは画像作成ソフトCanvaを使って、今回の記事のサムネイルに使用できるようなサムネイルを作成してもらいます。
私は「Canvaにログインして、AIに関する記事のサムネイル画像を作成して」とだけ指示を出しました。
そして完成した画像がこちらです!
見出しの文字も見やすく、AIに対する近代テクノロジーのイメージを彷彿とさせるデザインですよね。少し手直しは必要な場合もありますが、このように簡単にデザインの枠組みを作ってくれるため、作業効率は格段にアップするでしょう。
長谷さん:「これまでデザインは外注するか、自分で何時間もかけて作るしかなかったけど、AIを使えば数分でプロ並みの画像ができるね」
② メール返信の自動化
次に、取引先からの問い合わせメールに対して返信メールを作成してもらいました。
【元のメール】
「件名:御社のサービスについて 」
スポット社労士くん ご担当者様
初めてメールさせていただきます。株式会社ABCの山田と申します。
御社の就業規則作成サービスについて詳しく知りたいと思っております。
特に料金体系と納期について教えていただけますでしょうか。
また、過去に飲食業界での実績があれば、それも教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
私が「この問い合わせメールに丁寧に返信して。料金は基本プランが10万円、納期は約3週間、飲食業界での実績は15社あると伝えて」と指示を出したところ、以下のメールを作成してくれました。
【ChatGPT Operatorによる返信】
山田様
ご連絡ありがとうございます。私はスポット社労士の大井です。ご質問にお答えします。
基本プランの料金は10万円です。納期は約3週間となっております。飲食業界での実績
は15社あります。
請問があればお気軽にお知らせください。
以上、お対応させて頂きます。
メールを送信する前に、ChatGPT Operatorがこの文章のままでよいか確認してくれるため、手直しを加えることもできます。作ってくれたメールのテンプレートを少し変えるだけで良いので、メールの返信にかける時間が短縮されること間違いなしです。
長谷さん:「メール返信って意外と時間がかかるよね。特に丁寧な言い回しを考えるのが面倒だけど、AIを使えば数秒で完成するから効率的だよ」
③ 会議予定のカレンダー登録
最後に、会議の予定をGoogleカレンダーに自動で登録してもらいました。
私は「6月4日(水)の10時から12時まで、会議室Aで「営業会議」の予定をGoogleカレンダーに登録する。参加者は名前のみで田中さん、鈴木さん、佐藤さん。」と指示を出しました。
その結果、Googleカレンダーに入れてくれた予定がこちらです。
タイトル:営業会議
日時:6/4 10:00~6/5 2:00
場所:貸し会議室ナチュラック溜池山王駅前店
参加者:田中さん、鈴木さん、佐藤さん
このように、Googleカレンダーに独自にログインして、タイトルと日時を設定し予定を登録してくれました。
今回は私が会議の日時や場所を正確に指示しなかったため、16時間もの会議を行う予定になってしまっていました。
このように、あいまいな指示ではChatGPT Operatorの結果が意図していたものと異なってしまうことがあります。
基本コマンドと効果的な指示の出し方
前章で見たような指示の無駄打ちを防ぐために、AIへの効果的な指示の出し方を学びましょう!今回実際に使用してみて私が重要だと思ったポイントと、長谷さんのアドバイスをまとめてみました。
基本的なコマンド
・「〇〇について調べて、要点をまとめて」
・「〇〇のメールを書いて。〇〇の点を強調して」
・「〇〇の予約をして。条件は〇〇」
・「〇〇のスケジュールを登録して。参加者は〇〇」
・「〇〇の画像を作成して。スタイルは〇〇」
・「このデータを分析して、グラフにして」
・「この文書を〇〇の観点から添削して」
効果的な指示の出し方
・具体的に指示する
「メールを書いて」より「取引先への見積もり送付メールを書いて、納期は2週間
後と明記して」の方が良い結果になります。
・情報は十分に与える
必要な情報は最初から伝えましょう。「レストランを予約して」より「新宿駅近く
の和食店を4名で明日18時に予約して、予算は一人5000円程度」と伝える方が適
切な結果が得られます。
・ 一度に一つのタスク
複数の作業を頼む場合は、一つずつ指示した方が確実です。
・ フィードバックを活用
結果に満足できなければ「もう少し簡潔にして」「もっと専門的な表現で」など追
加指示を出しましょう。
以上のことを意識してChatGPT Operatorをさらに使いこなしましょう!
小さな会社ですぐに実践できる活用アイデア
長谷さんと一緒に考えた、小さな会社でもすぐに実践できるChatGPT Operator活用方法とプロンプトを紹介します。
- 請求書・見積書の自動作成
「〇〇社向けの請求書を作成して。先月と同じ内容で、日付だけ今月に更新して」
- 議事録の自動作成
「この会議メモをもとに、正式な議事録を作成して。決定事項と次回までのタスクを明確にして」
- 採用面接の質問リスト作成
「営業職の採用面接で使える質問リストを20個作成して。特に顧客対応力とチームワークを重視したい」
- 社内マニュアルの作成
「新入社員向けの電話対応マニュアルを作成して。特に問い合わせの多い〇〇と〇〇について詳しく」
長谷さん:「小さな会社では一人が複数の役割を担当することが多いから、こういった定型業務をAIに任せることで、本来の専門業務に集中できるようになるよ」
正直な感想と注意点
良かった点
・思った以上に賢くて、複雑な指示も理解してくれる
・作業スピードが速い(人間なら30分かかることが数秒で完了)
・24時間いつでも使える
・複数のサービスと連携できる(Canva、Gmail、Googleカレンダーなど)
注意点
・個人情報や機密情報は入力しない方が安全
・最終的な確認は必ず人間が行う
・たまに間違えることもあるので、盲信しない
長谷さんからのアドバイス:
「AIは万能ではないけど、上手に使えば強力な味方になるよ。最初は簡単なタスクから始めて、徐々に複雑なことを任せていくといいね。そして何より、失敗を恐れずにどんどん試してみることが大事だよ」
まとめ:小さな会社こそAIの力を活用しよう
実際に使ってみて、AIは思った以上に便利で、特に人手が限られている小さな会社こそ活用すべきだと感じました。
従来のRPAツールは導入コストが高く設定も複雑でしたが、ChatGPT Operatorなら特別な知識がなくても、日本語で指示するだけで様々な業務を自動化できます。
私自身、最初は「難しそう」と思っていましたが、使ってみると意外と簡単で、むしろ楽しく感じました。今回ご紹介した基本的な活用法はあくまでも入門編。実は、もっと応用的な使い方をすれば、ビジネスの可能性を大きく広げることができるんです!
例えば、複数のAIを連携させて業務フローを自動化したり、データ分析と組み合わせて経営判断をサポートしたり。小さな会社だからこそできる、柔軟で革新的なAI活用法があります。
次回の第三弾では、私が独自に考えた「一歩先を行くChatGPT Operator活用法」をご紹介します。エンジニアの長谷さんも「これは面白い!」と太鼓判を押してくれた活用アイデアをお届けしますので、ぜひお楽しみに!
皆さんも、ぜひAIアシスタントを「便利な同僚」として活用してみてください。
※この記事は、インターン生の体験をもとに作成していますが、実際のサービス内容は変更される可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
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