freee人事労務
2023.06.26
給与計算スピード対決! アナログ VS デジタル
今回は給与計算にかかる時間を、手計算と給与計算クラウド「freee人事労務」を使って比較しました!
はじめに
給与計算には次の3つのステップがあります。
➀従業員が打刻した勤怠情報の確認
➁各種手当・控除・支給額の計算
③給与明細書の発行
今回は、従業員が20名在籍している企業の2025年4月分の給与計算を行う場合を考え、 給与計算にかかった時間を計測します。
アナログの場合
まず、新卒入社のAさんを例に1人あたりにかかる時間を計測します。
Aさんの情報
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- 基本給20万円の正社員
- 定時は9時~18時、1時間休憩の実働8時間
- 残業が度々あり、終業時間は日によって異なる
- まれに休日出勤することも
➀タイムカードをコピーして、残業の合計時間を計算する。
ポイント
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- 残業時間は賃金25%を上乗せする。
- 遅刻や早退をした場合は該当時間を「-83分」など、別途記載する、
- 22時以降に勤務した場合は「深夜労働」に該当するため、賃金25%を上乗せ。該当時間を別途記載する。
- 法定休日に勤務した場合は「休日労働」に該当するため、賃金35%を上乗せ。該当時間を別途記載する
②従業員負担分の控除(健康保険・厚生年金保険・雇用保険・所得税)の計算
- Aさんの場合
- 健康保険は標準報酬月額20万円の5%=1万円
- 厚生年金保険は標準報酬月額20万円の9.15%=18,300円
- 雇用保険料は賃金総額の0.6%=1,579円
- 所得税は社会保険料等控除後の給与等の金額と「源泉徴収税額表」を照らし合わせて算出。 ※扶養家族の人数によって金額が変動するので注意
※保険料は人によって異なります。
※対象者40歳以上の場合には介護保険料がかかります。
控除額の合計は44,744円でした。
③給与明細シートに転記
手計算は、入力・確認箇所が非常に多くなるのが特徴です。遅刻や休日出勤などイレギュラーが多いこともあり、ミスをしていないか不安になって何度も確認しているうちに、支給日ギリギリまで業務が終わらないことに。
Aさん一人にかかった時間は10分。全員分計算すると、10分×20人=200分もかかってしまいます。
デジタルの場合
➀従業員本人(Aさん)が勤怠情報をシステムに直接入力
➁労務担当者が勤怠記録を確認
休憩・残業・休日出勤や有休休暇の有無が一目で分かります。リスト表示にすると1日の働き方が瞬時に分かります。項目ごとに色分けされているため、知りたい情報をすぐに見つけることができます。
③給与明細の発行
「メニュー」の「給与明細→該当従業員」をクリック。給与計算も各種控除も、自動で計算されます。
④誤りがないか確認し、5月支払い分の給与明細を「確定」する。
給与明細はシステムの「明細一覧」に表示され、お手持ちのスマホ・PCからいつでも確認することができることができます。紙の明細を発行する必要はありません。
Aさん一人にかかった時間はなんと1分。全員分の計算は、1分×20人=20分で完了しました。
まとめ
今回は「20名分の給与計算にかかった時間」を「アナログ vs デジタル」で計測しました。
アナログで給与計算を行った場合は200分、デジタルで給与計算を行った場合は20分かかりました。デジタルで行った場合、アナログに比べて10分の1の時間で給与計算を完了することができました!
さらに、freee人事労務には以下のような機能もあります。
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「勤怠アラート」で、自動で勤怠の入力漏れや休憩時間に不足がないかをチェック
- 社会保険料率や雇用保険料の変更の際には、自動的にアップデート
- 給与確定後に月額変更届の対象者をお知らせ
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