採用
2021.11.26
【ノウハウ公開】採用から会社を強くする採用手法とは?
「会社にマッチした優秀な人材の採用・定着により、会社の生産性を上げていきたい」
これが、採用活動の最大の目的だと思います。
しかし実際には
● 優秀な人材が来てくれない
● 採用してもすぐに辞めてしまう
● 採用コストばかり、かかってしまう
というように採用活動によって会社の生産性を上げるつもりが、逆に下がる結果なしになってしまっているというのはよく聞く話です。
具体的にはこんなケースです。
「有料の求人媒体を使っていて、1ヶ月の掲載期間中になんとか一人採用したいと考えていました。期限が近づいてきたため、熱意も元気もない応募者だったのですが、やむを得ず雇うことにしました。
2ヶ月目に不安が的中し、問題社員であることが判明しました。
会社の雰囲気も悪化して、他の社員にも悪影響が出ていました。
どうにかして辞めさせたいのですが、どうしたら良いでしょうか。」

このように労務問題にまで発展するケースが多くあり、時間とお金がさらにかかって、会社の生産性をドンドン下げています。
こういった採用・労務相談に多く対応させていただく中で
「中小企業の採用問題の解決策」
というものが見えてきました。
【解決策】
A コストをかけずに時間に制約のない採用活動をおこなう。
B 定着まで考慮して採用活動をおこなう。
この2つです。
その結果
● 優秀な人材に求人票を知ってもらう機会が増える。
● 焦らずに応募者をしっかり見極められる。
● 優秀な人材が定着してくれる。
そして、最終目的である「会社の生産性が上がる」ことにつながります。

今回は、Aの解決策( コストをかけずに時間に制約のない採用活動をおこなう)についてお伝えしたいと思います。
ではまず、あなたの会社で活躍している優秀な人との出会いを思い浮かべてください。
その方との出会いは、こんなケースではないでしょうか。
たまたま求人を出しっぱなしにしていて、取り下げるのを忘れていた。
その求人を見てやってきた求職者がいた。
良さそうだから雇ってみた。
今ではチームリーダーとなり、会社に欠かせない人材になった。
「優秀な人材とは、掘り出し物のように出会える」という格言もあるように、優秀な人材とは偶然出会えるケースが多いようです。
逆に言うと、求人を出して、すぐに会社にマッチした優秀な人材と出会える確率はとても低いということです。
そこで、オススメしたいのは、求人を出し続け、できるだけ多くの求職者に自分の会社の求人を知ってもらう機会を持つことです。
【コストをかけずに、時間の制約なく、求人を出し続けるには】

とはいっても、求人を出し続ける、例えば有料媒体に求人を出し続けるには、年間で
300万円ほど高額なコストがかかり、それだけのコストを負担をつづけることは中小企業にとって厳しいと思います。
そして、大手の有料媒体は、大企業を中心に求人掲載がされていることが多く、そこに登録している求職者も、大企業を希望している方が多いと言われています。
そのため、中小企業が求人を出しても、応募者を集めることが難しい状況があります。
資金に限りのある中小企業としては、できるだけコストを抑えて、中小企業で働きたいと思っている求職者が見てくれるところで、求人を出し続けていく必要があります。
そのためには、2つの手段が有効です。
1つには、無料で掲載し続けることができるハローワークでの求人。
もう1つは、採用のホームページをもつことです。
この2つは、365日24時間無料で求人活動をしてくれる
「中小企業にとって基礎装備」といっても過言ではないツールです。
【ハローワークを上手に使うノウハウ】
「ハローワークを使って上手く採用できない」というお話をよく伺いますが、実はスポット社労士くんではずっとハローワークで求人しており、前述の優秀なチームリーダーを採用できた話は、 スポット社労士くんの実話です。
ここで、ハローワークを上手に使うノウハウについて、2つだけお話ししたいと思います。
1 求人の公開範囲を「事業所名等を含む求人情報を公開する」に設定する。
最近は求人のおまとめサイト経由の応募者が増えています。
公開範囲を狭めてしまうと、おまとめサイトに掲載されなくなってしまい、多くの求職者に見てもらえなくなってしまい、損です。
おまとめサイトでは、有料媒体での求人も、ハローワークでの求人も、一律のフォーマットで掲載され、同じ土俵で戦うことになります。
有料媒体でお金をたくさん使って求人しても、無料のハローワークを使って求人しても、結局、同じ戦場(おまとめサイト)で戦うことになるならば、ハローワークで求人する方が合理的ではないでしょうか。
2 求人の差別化をする
みなさんは、ハローワークの求人を見比べたことはありますか。
「仕事内容は、箇条書きで3行だけ」
すごくシンプルに書かれていて、どれも同じように見えませんでしたか。
求職者の立場で見てください。
同じような求人が100も200も並んでいたら、どれを選べばいいか分かりませんよね。結果として、どれも選ばれないということになっているんです。
他社と同じことをしていては、埋もれてしまうだけです。
差別化が必要です。

ただ最初はあまり難しく考えなくても大丈夫です。
求人のお手伝いで、社長にお話を伺うと
「うちの会社って実は、プライベートで使ってもいい車購入の200万円の補助金があるんだよね」
「みんな週4日でテレワークしているよ」
といった、自社にとっては当たり前だけど、他社と比べたら魅力になることを、それまでの求人で伝えていない場合が多いです。
もう一度「自分の会社の魅力って何かな」と見つめ直して求人を作ることで、差別化の第一歩を踏み出しましょう。
次に採用ホームページについてお伝えしたいと思います。

求職者は求人を見て気に入っても、いきなり履歴書は送りません。
必ずホームページをチェックします。
「本当にこの会社はあるのかな」
「オフィスの写真とかないかな?どんなメンバーと働くのかな?」
といった不安を解消したいからです。
そこで採用のホームページを用意して、その不安を解消してあげることが必要となります。
どんなにお金をかけて求人をしても、採用ホームページがなければ求人効果は激減してしまいます。
弊社の話ですが、インターンで来ていた大学生が入社してくれたのですが、その決め手になったのも採用のホームページでした。採用ホームページを見て「この会社なら安心してうちの娘を任せられる」とご両親が納得してくれたそうです。
求人票だけでは伝えきれない、求職者が欲しい情報を写真付きで具体的に伝えることができ、応募や入社の「決め手」になりうる、採用ホームページを用意されることを強くオススメします。
【まとめ】

「優秀な人材の採用・定着により、会社の生産性を上げる」という目的を達成するためには「お金と時間に制約のない採用活動をする」ことが必要です。
具体的には、ハローワークでの求人と、採用ホームページの活用です。
365日24時間フルに採用活動を続け、優秀な人材に出会える機会を持ち続ける求人の仕組み作りをすることで、人材を見極めて採用することができ、不要な労務トラブルを避け、会社の生産性を真に上げることができます。
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